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松原 章浩
しょうとつ, 12(4), P. 126, 2015/07
本コラムでは、筆者の経歴に触れた後、ネオテクトニクス研究グループで行っている加速器質量分析(Accelerator Mass Spectrometry: AMS)について述べ、AMS分野と原子衝突の学術分野の接点について紹介する。AMSの分析性能を支える技術には、測定目的核種(長半減期放射性核種)に対する安定同重体の分別がある。この分別は、多くの場合、イオンのエネルギー損失が原子番号と正の関係(ベーテ・ブロッホ則的)である事実を基にしている。ここに、両分野の接点の一つがある。
臼田 重和
放射化学ニュース, (12), p.22 - 23, 2005/08
2005年4月6日(水)から9日(土)までルクセンブルクで開催された「第10回微量金属のスペシエーション分析方法論にかかわるワークショップ」を紹介するため、会議の概要と印象をまとめた。本ワークショップは、国際環境分析化学会(IAEAC)が23年に一度開催する国際会議であり、主として環境学系における微量金属を対象に現在及び将来のスペシエーション分析の方法論を議論する会議であった。
門坂 英盛
Techno Marine, (882), p.83 - 86, 2004/11
本稿は、日本造船学会より学会誌「テクノマリン」への寄稿依頼により執筆したものである。原研について、5ページにわたり、図や写真を取り入れながら紹介した。項目は以下の4つ「1.はじめに 2.組織構成 3.研究業務内容の紹介 4.おわりに 統合に向けて」である。各項目の概要は以下のとおりである。〔1.はじめに〕原子力分野におけるわが国の中核的な総合機関として設立、昭和60年に旧原子力船開発事業団と統合、現在にいたる。〔2.組織構成〕本部・研究所(5ヶ所)・事業所(1ヶ所)、人員2,186。〔3.研究業務内容の紹介〕(1)原子力施設安全性研究,(2)革新的原子炉技術研究開発,(3)核融合研究開発,(4)基礎基盤研究,(5)各種放射線の利用研究,(6)研究施設の運転・利用及び安全管理。〔4.おわりに 統合に向けて〕平成13年の特殊法人整理合理化計画の閣議決定において、原研は核燃料サイクル開発機構と統合し、新たに原子力研究開発を総合的に行う独立行政法人とする、とされた。現在、平成17年度の統合に向け準備作業を進めている。また、補足として、名称と主たる事務所の位置について記した。
加藤 智子; 藤島 敦; 上野 健一; 佐々木 康雄; 能登屋 信; 園部 一志
JNC TN8450 2001-003, 205 Pages, 2001/01
地層処分基盤研究施設(ENTRY)、地層処分放射化学研究施設(QUALITY)の見学における来訪者の理解の促進を図るため、東海事業所環境保全・研究開発センター処分研究部では、平成10年度から平成12年度にかけて、パンフレット等作成ワーキンググループを編成し、ENTRY、QUALITY並びに処分研究部の業務の紹介用パンフレット、試験設備等の紹介用展示パネルなど一連の情報普及素材を作成した。特に展示パネルについては、ENTRY、QUALITYに設置されている主要な設備毎に仕様等の情報を一元的にデータベースとしてまとめた。これにより、今後は設備改造などにより設備側の情報に修正が生じた場合、対応するデータベース上で該当情報を容易に修正することが可能となり、展示パネルの修正にも効率よく対応できるものと期待される。本報告書は、ワーキンググループにおいて作成した素材のうち、パンフレット及び展示パネルの原型となった主要な試験設備等のデータベースについて掲載したものである。
三浦 幸俊
プラズマ・核融合学会誌, 69(5), p.503 - 505, 1993/05
JFT-2Mグループの研究スタッフおよび日常的な活動の雰囲気の紹介と我々グループが参加しているH-mode Database活動の宣伝をまとめた。
熊田 高之
no journal, ,
中性子散乱法は熱・冷中性子を用いて物質の原子レベルからナノオーダーの構造を決定する手法である。以前こそ、中性子散乱法は磁性体の磁気構造を決定する手法として主に用いられていたが、現在では、物理,化学,生物学の様々な物質研究から産業利用まで幅広い用途に用いられるようになっている。それに従い、既存の施設の高度化に加え、多くの巨大中性子散乱施設の建設が現在進められている。中性子散乱施設には原子炉型と加速器型があり、我々は用途に応じて使い分けている。本講演では、最新の中性子散乱を用いた研究を紹介するとともに、加速器型に対する原子炉型中性子施設の今後の立ち位置についても述べる。